私たちの身体は常に弱アルカリ性を保とうとする働きがあり、血液中のPH(ペーハー)値は通常7.3~7.4くらいに収まります。
しかし血液が酸性に傾くと体内でバクテリアが増え、身体の不調をきたすようになります。
通常の食生活をしていればそれほど気にするものではありませんが、偏食の傾向のある方や、動物性たんぱく質(肉、魚など)ばかり食べている方は注意が必要です。
身体は体内のpH値を調整するために、食べ物、飲み物から不足したミネラルを補充したり、逆に余分なミネラルを尿として排出することにより正常な値を保とうとします。
酸性食品を多く摂りすぎると体内のpH値が酸生に傾くため、身体は骨に含まれるアルカリ成分を使ってそれを中和しようとします。
そのため骨の密度が薄くなる骨粗しょう症にかかったり、 尿が酸性に傾くことで尿路結石が発生することもあります。
身体を弱アルカリ性に保つために、クエン酸を取り入れることをお勧めします。
クエン酸を摂るとすぐに尿のPH値に変化が
尿には身体の水分を排出する目的がありますが、その時には不要な成分を一緒に体外に排出します。
尿をチェックすると健康状態が分かります。
簡単な例は糖尿病です。
甘酸っぱい匂いがするおしっこが出て、糖が多く出ている場合は糖尿病です。
尿に濁りがあり、発熱を伴う場合は尿路感染症の疑いがあります。
尿のPH値を計ることによって健康状態のチェックができます。
疲れている時や病気の時はPH値が6以下になるなど、強く酸性に傾きます。
また、食べ物によっても身体は酸性に傾きます。
油分の多い揚げ物やスウィーツを食べた後に尿のPH値を計ると酸性に傾いていることがよくあります。
ところが食後にクエン酸を摂取すれば、揚げ物を食べた後のPH値はアルカリ性に保たれています。
激しい運動をした後には尿が濁っている場合が多く、その時の尿には乳酸が多く含まれています。
乳酸が体内に多くあると疲れを感じますが、乳酸を押し流すために効果的なのはクエン酸です。
実際に激しい運動の直後に尿のPH値を計ると酸性を示していた値が、クエン酸を摂ることにより2時間後にはアルカリ性を示します。
もちろん運動の量や乳酸の量にもよりますが、クエン酸の効果は立証されています。